君と春夏秋冬

なにわ男子の西畑大吾くんが好きです

長い夜を超えて分かった 夢は一人で描くモノじゃない 〜なにわ男子結成4周年〜

NANIWA'n WAYという曲が好きだ。

なにわ男子のデビュー曲「初心LOVE」のカップリングとしてMVとともに収録されているこの曲。デビューツアーである1st Loveでは、バックステージで7人が楽しそうに披露する姿を見ることができた。

この曲を聴くたびに、過去のことを思い出して少し胸がギュッとなったあと、これから続く明るい未来のことを思ってワクワクした気持ちでいっぱいになる。

 

好きなアイドルのことを応援してきてよかったと、そこそこ長い期間応援してきたなかで、最初の頃と変わらない気持ちでいまだに思えるのは、それどころか年々想いが増していくのは、すごく運の良いことだと思う。

自担のことが嫌いになったわけじゃなくても、ちょっとした自担の変化とか所属するグループの方向性が合わなくてついていけなくなったり、離れてしまったりすることはざらにある。

こんなにも、何もかも、全てが望み通りに叶ってしまってよいのかと、びっくりするぐらい西畑大吾くんはわたしの理想通りに、それどころか理想以上に夢だった世界をずっと見せ続けてくれている。こんなに幸せなことはない。

 

なにわ男子結成日。

4年前のあの日、このグループの結成がそこまで重いものだとは咄嗟には考えられなくて。すぐに解散するんじゃないか?期間限定じゃないか?と色々なことが頭をよぎった。

最初はグループが続くことを全く信じてなかったし、"なにわ"や"なにわちゃん"と呼ばれるのがなにわ皇子じゃなくなるのが嫌だと思ったのが率直な感想。

でも、梅芸初日、なにわ男子としてステージの真ん中に立つ大吾くんを見て、その思いは一気に覆された。

「めっちゃ熱い青春と 煌めく汗連れて 君の元へと走り出す」

なにわLucky boyという曲の初披露。1番の冒頭でこう歌い出した大吾くんを見た瞬間、こんなことが起こっていいのかと、本当に動揺した。涙が止まらなかった。

 

関西ジャニーズJr.である限り、王道アイドル路線にはなれないと思っていた。それどころか、どんどん俳優のお仕事が増えて年上組に括られる大吾くんを見て、いつまでアイドルの大吾くんが見られるだろうと覚悟していた時期でもあった。

それなのに、目の前にいる大吾くんは「めっちゃ熱い青春と 煌めく汗連れて 君の元へと走り出す」と、キラキラアイドルが歌うような歌詞を、1番の歌い出しを、センターで歌っている。

とびきりの笑顔で歌う大吾くんがまた見たかった。こんな曲を歌う大吾くんの姿をずっと夢見ていた。なにわ皇子にはオリジナル曲がなかった。いつか大吾くんがキラキラアイドルソングを自分のグループの持ち歌として歌う日が来るのを願っていた。でも、無理だと思っていた。無理だと思っていたのに、叶ってしまった。夢かと思ったけどこれは紛れもない現実で。

大吾くんがまだアイドルを続けてくれることが嬉しくて、このメンバーでもセンターでいさせてもらえることに感動して、今までとは明らかに何かが違う梅芸の空気をひしひしと感じながら、また夢を見てもいいのかもしれないと強く思った。

 

梅芸は、これまでの松竹座のコンサートとは明らかに全てが違った。モニターがあり、いつもより豪華なセット。ファンのためのコンサートというより、大人に向けてのお披露目公演だと思った。

新しく入ってきた18年組もいれば、久々に見る子もいて、結成されたばかりのグループもある。新しいものと古いものの交差がすごくて、これから関西ジャニーズJr.として波に乗っていこうと世間にアピールしていると同時に、それぞれの立場にいる関西ジュニアたちのいろいろな気持ちや背負っている思いが垣間見えて苦しかった。

客席降りもあって、一見すごくファンのことを考えてくれているコンサートのはずなのに、良い意味で客席が置いてけぼりになっている気がした。みんな大人を見ていた。あれほど重くて切実なMy dreamsを見ることはもう二度とないと思う。

 

大吾くんも、初日は少し客席を怖がっているように見えた。あくまでわたしの感想だから当時本人がどう思っていたかはわからないけど。なにわ男子の結成は、関西ジャニーズJr.にとって革命であり、西畑担にとっては夢であり、大吾くんにとってはあまりにも重すぎる責任でもあったんだろう。

当時のことを思い出して振り返るのは容易だけど、結局のところわたしたちはアイドルが表舞台に立っているところしか見ることができない。もちろんROTとかもあるけど、あれが全てではない。だから、本当のところは大吾くんが何を考えていたかなんてわかるはずがないし、当時の大吾くんの気持ちを勝手に汲み取って表そうとしてはいけない。

それでも、結成から4年経って、CDデビューして、YouTubeInstagramTikTokとさまざまなところでなにわ男子の姿を見れるようになり、デビューツアーをしている今、大吾くんは本当に幸せそうな顔で笑っている。

それだけでもう、全然違うことがわかる。大吾くんがどれだけなにわ男子のみんなのことを心から信頼するようになって、大好きになって、一人で抱え込まなくなったか。顔を見ただけですぐにわかるのだ。それぐらい、今の大吾くんは柔らかくて優しくて温かい表情を見せることが増えた。

そして、そんな顔を見ていると、わたし自身にもあった、結成当時のグループを信じられなかったときのこと、ただただ嬉しかった気持ち、複雑になっていった感情、悔しかったこと……そういうものが全てどこかに行ってしまう。今の大吾くんしか見えなくなる。

こうやって思い返していればいくらでも当時の話をすることはできる。でも、もうJr.時代のことなんて普段は思い出さないぐらい、わたしは今の大吾くんが好きなのだ。最近わたしは「Jr.時代の記憶ないんだよね」と言うことが増えていて、そう思えるぐらい今が好きでいられることがたまらなく嬉しい(掘り起こせばめちゃくちゃ記憶はあるけど、良い意味で過去になっているということ)。

 

大吾くんがかつて言った「なにわ男子の夢がみなさんの夢であって、みなさんの夢が僕たちの夢であって」という言葉。本当にそうだったなと思う。本当にその通りで、なにわ男子はたくさんの夢を叶えた。つまり、わたしたちの夢も叶えてくれた。

それは、必ずしもCDデビューできたとかそれだけの話ではない。"大吾くんが一人で背負って思い詰めた顔をしなくなること" "大吾くんが、大切な仲間と一緒にゆるゆる笑って心から楽しそうな笑顔でまたコンサートに出てくれること" それがわたしの夢であり願いだった。

NANIWA'n WAYにある「長い夜を超えて分かった 夢は一人で描くモノじゃない」という歌詞。

大吾くんも一人で色々なことを抱え込んでいたけど、西畑担としてわたしもずっと一人だった。西畑担以外はみんな敵に見えてしまうぐらい、自分で勝手に孤独になって大吾くんばかり見ていた時期があった。

でも、大吾くんが心からなにわ男子を信頼するようになって、愛するようになって、頼るようになって。気づいたんだよね。"夢は一人で描くモノじゃない"って。

7人と夢を見て、7人を愛するようになって世界が変わった。それぞれのメンバーの強みや個性、魅力をより深く知るようになって、好きが増えた。メンバーの出演するドラマや映画を見ることで、素晴らしい作品にも出会うことができた。

そんな今が心から楽しい。

Jr.時代のなにわ男子とデビュー後のなにわ男子は、違うところもたくさんある。でもわたしはこれからも、そんな変化も含めて楽しんでいきたい。この先、5年10年と時を重ねていくなかで、結成時とどれぐらいみんなの関係性や表現の方法、なにわ男子としての魅せ方が変わっていくのかと思うと、ただただワクワクする。

これもすべて、2018年10月6日になにわ男子が結成されたから、今こんな気持ちを抱けるのだ。

 

なにわ男子のみんな、4年間ずっと幸せをくれてありがとう。
夢を見させてくれてありがとう。
昨日よりも今日、今日よりも明日、毎日好きが更新されて、今この瞬間がいちばんなにわ男子のことが大好きだって胸を張って言うことができる今に心から感謝しています。

 

5年目も、なにわ男子と共にあれ!